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健康診断項目とその結果についての説明

1.健診の考え方

  健康診断(健診)の多くは1年に1回、そのほとんどが項目を決めて検査を行っています。
  以前は「早期発見」「早期治療」を主な目的として行われていましたが、近年は不適切な生活習慣から起きる「生活習慣病」を予防しようという考え方に変わっており、健康状態を1年に1度チェックする場との考え方が主になってきています。もちろん、従来通り「早期発見」「早期治療」による、疾患の「重症化予防」にも重点を置くことは変わりません。

2.健診の結果判定の考え方

「要観察」「要注意」
  今回の検査でたまたま高かったのか、いつも高めなのか、少し時間を置いて検査することが必要です。検査によっては生活習慣改善の上、再度検査することが必要な場合もあります。
  健診結果判定は見落としを防ぐため、少し広めに行っています。そのため、「要精密検査」であっても、再検査すると「異常なし」「放置可」と出ることも少なからずあります。それでも精密検査の指示があった場合、たとえ症状が無くても受診が必要です。症状の無いときに、異常を早期発見・早期治療することができれば、身体への負担も少なくてすみます。「以前も精密検査では異常がなかったから」という理由で 「どうせ今回も大丈夫、何もない」と自己判断をして放置すると、せっかく受けた健康診断の結果を活かすことができません。 精密検査が必要と判定された場合は、必ず早期に医療機関への受診をおすすめします。

3.結果判定について

結果判定について

脂質代謝

中性脂肪

中性脂肪は皮下脂肪の主な成分で、糖質、アルコールなどを摂りすぎると中性脂肪が増え、動脈硬化の原因になります。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 脂質異常症、動脈硬化症、脂肪肝、甲状腺低下症など

低値 : 低栄養、甲状腺機能亢進症など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○適正体重を維持しましょう。
  • ○脂肪分・糖分を控えましょう。
  • ○節酒しましょう。(1日1合まで)
  • ○積極的に身体を動かしましょう。
HDLコレステロール

血管壁にたまった悪玉のLDLコレステロールを肝臓に運び処理する善玉コレステロールで、動脈硬化を防ぐと言われています。

【結果から疑われる疾患】

低値 : 脂質異常症、動脈硬化症など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○有酸素運動を取り入れましょう。
  • ○禁煙をしましょう。
LDLコレステロール

コレステロールの中でも特に動脈硬化に対して悪影響を与えると言われる悪玉コレステロールです。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 脂質異常症、動脈硬化症、脂肪肝、甲状腺低下症など

低値 : 低栄養、甲状腺機能亢進症など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○お食事のとり方を工夫しましょう。 (食物繊維・野菜を積極的に摂る、油の種類を替える、など)
  • ○積極的に身体を動かしましょう。
non-HDLコレステロール

血中脂質による脳・心血管疾患の発症予測の指標のひとつです。

総コレステロール

コレステロールが増えると動脈硬化や心筋梗塞の危険性が高くなります。肝臓病や栄養障害で低下します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 脂質異常症、動脈硬化症、脂肪肝、甲状腺低下症など

低値 : 肝硬変、甲状腺機能亢進症など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

糖代謝

血糖

血中のブドウ糖(血糖)は食後上昇し、時間がたつと低下します。高値で糖尿病を疑います。なるべく空腹で調べてください。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 糖尿病、慢性すい炎など

低値 : 下垂体機能低下症、甲状腺機能亢進症など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(糖尿病専門が望ましい)

日常生活で気をつけること
  • ○糖尿病を予防するために適正体重を維持しましょう。
  • ○お食事のとり方を工夫しましょう。(野菜を先に食べる、間食は1日200kcalまでにする、飲食は21時までに済ます、など)
  • ○脂肪分・糖分等を控えましょう。
  • ○積極的に身体を動かしましょう。
  • ○食後に軽い運動を取り入れましょう。
HbA1c(NGSP)

過去1~2ヶ月の血糖値を反映し、糖尿病で上昇します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 糖尿病、腎不全など

低値 : 溶血性貧血、肝硬変など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(糖尿病専門が望ましい)

日常生活で気をつけること
  • ○糖尿病を予防するために適正体重を維持しましょう。
  • ○お食事のとり方を工夫しましょう。(野菜を先に食べる、間食は1日200kcalまでにする、飲食は21時までに済ます、など)
  • ○脂肪分・糖分等を控えましょう。
  • ○積極的に身体を動かしましょう。
  • ○食後に軽い運動を取り入れましょう。
尿糖

血液中の糖分が一定の値を超えると尿中に排泄されます。糖尿病を診断する第1歩となります。

【結果から疑われる疾患】

糖尿病、腎性糖尿など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(糖尿病専門が望ましい)

日常生活で気をつけること
  • ○糖尿病を予防するために適正体重を維持しましょう。
  • ○お食事のとり方を工夫しましょう。(野菜を先に食べる、間食は1日200kcalまでにする、飲食は21時までに済ます、など)
  • ○脂肪分・糖分等を控えましょう。
  • ○積極的に身体を動かしましょう。
  • ○食後に軽い運動を取り入れましょう。

肝機能

AST(GOT)

心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などに存在する酵素で、肝障害や心筋梗塞で高値となります。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 肝障害、心筋梗塞など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

ALT(GPT)

肝臓、腎臓などに存在する酵素で、肝疾患を診断する指標となります。急性の肝疾患に特によく反応します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 急性の肝疾患など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

γーGTP

脂肪肝や、飲酒、薬剤などによる肝障害、胆道系の異常などで上昇します。特に飲酒によく反応します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : アルコール性肝障害、慢性肝炎、脂肪肝、肝硬変など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○節酒しましょう。(1日1合まで)
ALP

肝臓から十二指腸に至る胆汁の流出経路(胆道系)の異常や、骨の異常等で上昇し、甲状腺異常でも変動します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 閉塞性黄疸、胆管炎、脂肪肝、甲状腺機能亢進症など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

総ビリルビン

胆汁の成分であるビリルビンが血液中に増えると、黄疸などがおこります。高値のときは、閉塞性黄疸、肝臓病、胆石症などが疑われます。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 肝炎、肝臓がん、閉塞性黄疸、薬物性肝障害など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

直接ビリルビン

総ビリルビンのうち、肝臓で処理された後のビリルビンを直接ビリルビンと呼びます。肝障害、胆汁うっ滞、閉塞性黄疸で増加します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 肝炎、肝硬変、閉塞性黄疸など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

LDH

心臓、赤血球、筋肉に多く含まれ、これらが障害を受けると上昇します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 肝炎、肝臓がん、心筋梗塞など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

ZTT

血清中のたんぱく質の性質を調べます。多数のたんぱく質が肝臓で作られるため、肝臓に障害が起こるとTTT値、ZTT値に異常が出ます。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 肝硬変、慢性肝炎、慢性感染症、など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

TTT

血清中のたんぱく質の性質を調べます。多数のたんぱく質が肝臓で作られるため、肝臓に障害が起こるとTTT値、ZTT値に異常が出ます。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 肝硬変、慢性肝炎、脂質異常症、慢性感染症、など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

コリンエステラーゼ

肝臓で作られる酵素の一つで、肝臓に障害が起こると増減します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 脂肪肝、糖尿病、脂質異常症、ネフローゼ症候群など

低値 : 肝硬変、悪性腫瘍、栄養障害など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

総たんぱく

血液中のたんぱく質の総量を調べます。たんぱく質を作る肝臓と、排出する腎臓に障害が起こると総たんぱく量が増減します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 慢性肝炎、多発性骨髄腫、脱水症など

低値 : 栄養障害、肝硬変、ネフローゼ症候群など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

アルブミン

血液中のたんぱくのうちで最も多く含まれているのがアルブミンです。肝臓障害、栄養障害、ネフローゼ症候群などで減少します。

【結果から疑われる疾患】

低値 : 栄養障害、肝硬変、ネフローゼ症候群など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

尿ウロビリノーゲン

正常でも少量は尿中に存在します。肝臓や胆道系の障害を反映し、過度の飲酒や疲労でも増加します。

【結果から疑われる疾患】

陽性 : 肝臓障害、溶血性貧血、便秘など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

貧血・血球

赤血球

赤血球は血液の中で酸素を運ぶ働きをし、減少すると貧血になります。栄養の摂りすぎなどでも増加します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 多血症など

低値 : 貧血(鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血など)

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○鉄欠乏性貧血の方は鉄分の多い食品を摂りましょう。
  • ○鉄の吸収を高めるビタミンC(野菜、果物)や、たんぱく質を摂りましょう。
血色素

赤血球の中の赤い色素(ヘモグロビン)で、酸素を運ぶ働きをします。鉄分が不足すると減少します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 多血症など

低値 : 貧血(鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血など)

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○鉄欠乏性貧血の方は鉄分の多い食品を摂りましょう。
  • ○鉄の吸収を高めるビタミンC(野菜、果物)や、たんぱく質を摂りましょう。
ヘマトクリット

血液中の赤血球の容積で、赤血球、血色素と合わせて、貧血の種類や程度を判定します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 多血症など

低値 : 貧血(鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血など)

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○鉄欠乏性貧血の方は鉄分の多い食品を摂りましょう。
  • ○鉄の吸収を高めるビタミンC(野菜、果物)や、たんぱく質を摂りましょう。
血清鉄

血液中の鉄分の過不足を調べる検査です。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 再生不良性貧血、急性肝炎など

低値 : 貧血(鉄欠乏性貧血、がん、感染症など)

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○鉄欠乏性貧血の方は鉄分の多い食品を摂りましょう。
  • ○鉄の吸収を高めるビタミンC(野菜、果物)や、たんぱく質を摂りましょう。
白血球

白血球は、体内に侵入した細菌や異物を処理します。肺炎や虫垂炎など各種の感染症で増加します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 虫垂炎、細菌感染、心筋梗塞、がん・白血病、膠原病など

低値 : 貧血(ウイルス性感染症、悪性貧血、再生不良性貧血など)

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

血小板

出血を止める際に重要な働きをします。血液の病気や慢性の肝疾患で減少します。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 血小板血症、鉄欠乏性貧血、慢性骨髄性白血病、出血など

低値 : 特発性血小板減少性紫斑病、肝硬変、急性白血病など)

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

腎機能

尿たんぱく

腎臓に障害があると陽性になります。正常でも激しい運動の後などに陽性になることがあります。

【結果から疑われる疾患】

陽性 : 糸球体腎炎、糖尿病腎症、ネフローゼ症候群、激しい運動後

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(腎臓内科、泌尿器科)

尿潜血

腎臓や尿管、膀胱など、尿の通り道から出血の有無を調べる検査です。尿路系の異常発見の手がかりとなります。

【結果から疑われる疾患】

陽性 : 糸球体腎炎、膀胱炎、尿路結石、尿路腫瘍など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(腎臓内科、泌尿器科)

クレアチニン

代謝産物の一種で、腎臓から排泄されます。腎機能に異常が生じて排泄量が少なくなると、血中のクレアチニン量が多くなります。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 腎炎、腎機能障害など

低値 : 筋ジストロフィー、妊娠など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(腎臓内科、泌尿器科)

尿素窒素

代謝産物の一種で、通常はほとんどが腎臓から排泄されます。腎機能に異常が生じて排泄量が減少すると、血中の尿素窒素量が多くなります。クレアチニンと合わせて、腎機能の指標に用います。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 腎機能障害、高たんぱく食、消化管出血、脱水症状など

低値 : 低栄養、妊娠など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(腎臓内科、泌尿器科)

e-GFR(糸球体濾過値)

腎機能を調べるスクリーニングとして用いられ、血清クレアチニン値、年齢、性別から計算されます。腎臓がどれだけ老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示したもので、腎臓の働きが悪くなると低い値となります。

【結果から疑われる疾患】

低値 : 慢性腎臓病(CKD)、糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(腎臓内科、泌尿器科)

甲状腺

TSH

甲状腺に働きかけ、甲状腺ホルモンの分泌を促す働きをします。甲状腺機能を調べる検査で、血液中の甲状腺ホルモンが高いとTSHは低くなり、低いとTSHが高くなります。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 甲状腺機能低下症、肝硬変、腎不全など

低値 : 甲状腺機能亢進症など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(内分泌科)

膵機能

血清アミラーゼ

消化酵素の一つで、主にすい臓や唾液腺から分泌されます。すい臓や唾液腺に障害が起こると、血中や尿中のアミラーゼ量が多くなります。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 急性・慢性すい炎、すい臓がん、腎不全など

低値 : 進行したすい臓がん、慢性すい炎など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(消化器科)

炎症

CRP

炎症が発生したときなどに血液中に増加する物質の一種で、炎症の有無を判定する際に行われる検査です。

【結果から疑われる疾患】

高値 : リウマチ熱、関節リウマチ、細菌・ウイルス感染症、がん、心筋梗塞など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

循環器

血圧

心臓が全身に血液を送り出すときに生じる、血管(動脈)壁に加わる圧力をいいます。高血圧状態が続くと、心臓に負荷がかかり、血管が傷ついたりします。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 高血圧、動脈硬化症、腎臓や内分泌の病気など

低値 : 低血圧症、心不全、大出血など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(循環器内科)

日常生活で気をつけること
  • ○高い方は定期的に測定をしましょう。
  • ○禁煙をしましょう。
  • ○塩分を控えましょう。
  • ○適正体重を維持しましょう。
心電図

手首と足首、胸に電極をつけて心臓から発生する微量の活動電流を記録します。

【結果から疑われる疾患】

不整脈、心肥大、狭心症、心筋梗塞など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(循環器内科)

血圧脈波検査

両手両足首の血圧を同時に測定し、下肢動脈の詰まりと動脈の壁の硬さを調べる検査です。

【結果から疑われる疾患】

動脈硬化症

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(循環器内科)

頸動脈超音波

超音波器具を用いて、頸動脈の詰まりや動脈の壁の硬さ、脳梗塞の原因となりうるプラークの有無などを調べる検査です。

【結果から疑われる疾患】

動脈硬化症

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(循環器内科) もしくは脳神経外科

胸部

胸部エックス線直接撮影

肺がんや肺炎、結核などの肺の病気や、心臓の異常などについて調べることができます。

胸部エックス線直接撮影
【結果から疑われる疾患】

肺がん、肺炎、肺結核、大動脈瘤など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(呼吸器科)

胸部マルチスライスCT検査

肺がんなどの精密検査に用いられます。

胸部マルチスライスCT検査
【結果から疑われる疾患】

肺がん、肺炎、肺結核、大動脈瘤など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(呼吸器科)

喀痰細胞診

採取した痰を顕微鏡で観察し、がん細胞などの有無を調べます。

【結果から疑われる疾患】

肺がん、肺炎、肺結核、大動脈瘤など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(呼吸器科)

肺機能

肺活量など

大きく息を吸い込んで、思い切り吐き出した空気量を肺活量といい、標準値の何%にあたるかを調べたものを%肺活量と言います。 1秒間に吐き出すことができる量(1秒量)が、一気に吐き出したときの肺活量(努力性肺活量)の何パーセントにあたるかを1秒率といいます。

【結果から疑われる疾患】

COPD(慢性閉塞性肺疾患)など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(呼吸器科)

胃部

胃部エックス線直接撮影

発泡剤で胃を膨らませ、バリウムを飲んでエックス線写真を撮影します。胃や食道、十二指腸などを観察します。

胃部エックス線直接撮影
【結果から疑われる疾患】

胃がん、胃潰瘍、胃ポリープ、十二指腸潰瘍など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(消化器科)

胃内視鏡

口もしくは鼻から内視鏡を挿入し、胃の内部を直接観察します。

【結果から疑われる疾患】

胃がん、胃潰瘍、胃ポリープ、十二指腸潰瘍など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(消化器科)

大腸

便潜血反応

大腸や消化管からの出血の有無を調べます。目に見えない出血も確認できます。

【結果から疑われる疾患】

大腸がん、大腸ポリープなど

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(消化器科)

乳房

視触診

乳房やわきの下にしこりがないか、視診・触診を行います。

【結果から疑われる疾患】

乳がん、良性腫瘤(線維腫、のう胞、乳腺症)など

【再検査を受ける場合の診療科】

外科(乳腺外科)

マンモグラフィ

専用の装置で乳房を圧迫し、エックス線撮影をします。40歳未満の方は乳腺が発達しており、病変を発見しづらいためマンモグラフィはあまり適しません。

マンモグラフィ
【結果から疑われる疾患】

乳がん、良性腫瘤(線維腫、のう胞、乳腺症)など

【再検査を受ける場合の診療科】

外科(乳腺外科)

乳腺超音波

乳房用超音波診断器具を使い、乳腺を観察します。乳腺の濃度に影響を受けないので、若い人にも適しています。

乳腺超音波
【結果から疑われる疾患】

乳がん、良性腫瘤(線維腫、のう胞、乳腺症)など

【再検査を受ける場合の診療科】

外科(乳腺外科)

子宮

細胞診

子宮の細胞を細いブラシで採取し、顕微鏡でがん細胞の有無や種類を調べます。

【結果から疑われる疾患】

子宮がん、ポリープなど

【再検査を受ける場合の診療科】

婦人科

その他検査項目

尿酸

プリン体という成分から分解されたもので、腎臓に障害がおきたり、プリン体を摂りすぎると上昇します。この状態が続くと、痛風発作を引き起こします。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 高尿酸血症、痛風、腎不全、白血病など

【再検査を受ける場合の診療科】

内科

日常生活で気をつけること
  • ○痛風を予防するために肥満を改善しましょう。
  • ○アルコールや糖分を摂りすぎないようにしましょう。
  • ○プリン体の摂り過ぎに注意しましょう。
  • ○水分を十分に摂りましょう。
眼圧

眼球内部の圧力を測定します。眼圧が高くなると、視神経が障害されやすくなります。

【結果から疑われる疾患】

高値 : 緑内障、高眼圧症など

低値 : 網膜剥離、外傷など

眼底

眼球の奥にある血管は、外から直接観察することのできる唯一の血管です。眼科の疾患だけでなく、高血圧や動脈硬化の程度、脳卒中などの危険性も判断することができます。

【結果から疑われる疾患】

黄斑変性、糖尿病網膜症、緑内障、動脈硬化など

腹部超音波

超音波器具を用いて、肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓などの臓器を観察します。

腹部超音波
【結果から疑われる疾患】

各臓器のがん、結石、のう胞、ポリープなど

【再検査を受ける場合の診療科】

内科(消化器科、腎臓内科)

骨粗鬆症検査(超音波法)

踵の骨に超音波を当て、骨の強さを反映する測定方法です。

骨粗鬆症検査(超音波法)
【結果から疑われる疾患】

低値 : 骨粗しょう症など

【再検査を受ける場合の診療科】

整形外科

日常生活で気をつけること
  • ○カルシウムやビタミンDを摂りましょう。
  • ○適度な運動をしましょう。